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こんな設備はオススメ!等級をあげるためにつけるべき設備機器


平成25年の省エネ法改正により、省エネ基準を満たすことが難しくなりました。せっかく一次エネルギー消費量基準を計算したのに、あと少し基準に満たない…ということは、できれば避けたいですよね。
一次エネルギー消費量基準をみたすためには「削って」「創る」ことが重要になります。そこで、等級をあげるためにオススメの設備をまとめてみました。

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1.消費量を「削る」
一次エネルギー消費量基準をみたすためには、まず消費量を減らさなければなりません。
嬉しいことに、最近は技術が発達し、エコ仕様の設備が増えてきました。コストを考えつつ、省エネ設備を賢く使いましょう。
●給湯設備は省エネの宝庫
代表的な省エネ型給湯設備としては、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)とエコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯器)が挙げられますので、依頼者のニーズに合わせつつよく考えて選びましょう。
エコキュートは大気中の熱エネルギーを水に伝えて湯をわかすタイプの給湯器です。ヒートポンプ技術を使用していますので、省エネ効果が期待できます。知名度が高く、光熱費が抑えられるため、設置を望む家庭も多いかと思います。
エコジョーズは、排気熱を再利用し、今まで80パーセント程度だった給湯熱効率を95%まで向上させた給湯器です。ガス使用量、二酸化炭素排出量ともに12%削減しているのでとても環境に優しいのです。
●お手軽なのは節水型器具をつけること
省エネ法において、節水型器具とは「シングル湯水混合水栓、ミキシング湯水混合水栓、 サーモスタット湯水混合水栓」のいずれかであり、かつ「手元止水機構、小流量吐水機構、水優先吐水機構」にあたるものを言います。設置するのに場所をとらず、また他の設備に比べて比較的安価であることから、省エネ設備としておすすめです。
●照明器具は調光制御つきのものを選ぶ
照明設備は光束を調節できるものや、人感センサー、タイマー付きのものを選びましょう。2割程度の省エネルギー効果が期待できます。また、電球の配置にあたってはワット数の小さな照明を室内の必要な場所につけること(多灯分散照明方式)をおすすめします。この方式をとっても、室単位で決められた係数を使って計算をするため、計算が面倒になることはありません。
●照明器具はLED電球を選ぶ。
最近はLED器具もだいぶ安価になってきました。 白熱灯に比べると10分の1以下の消費電力で同等の照度が出せます。また、長寿命な事もあり、メンテナンスを考慮するとLED器具を選ぶことがおすすめです。
●昇降機は「省エネモード」搭載の機種で
一次エネルギー消費量の算定にあたっては、昇降機も計算に含まれます。特に大規模な建築物であればあるほど、昇降機のエネルギーが大きくなりがちです。「電気回生」と呼ばれる一種の電気ブレーキを採用している物や「ギアレス」と呼ばれるエレベーターを動かすためのモーター回転軸に直接ブレーキ、綱車を組み込んだ機械(駆動)装置を採用していると、それぞれ省エネ効果がある物として計算されます。
<種類別で見た昇降機の係数>
(電気回生やギアレスがあると掛る係数も大きいです)
・VVVF(電力回生あり、ギアレス)・・・・・1/50
・VVVF(電力回生あり)・・・・・・・・・・1/45
・VVVF(電力回生なし、ギアレス)・・・・・1/45
・VVVF(電力回生なし)・・・・・・・・・・1/40
・交流帰還制御・・・・・・・・・・・・・・1/20

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2.エネルギーを「創る」
最後の手段はエネルギーを創設することです。代表的な方法としては、太陽光発電、コージェネレーションシステムが挙げられるでしょう。
(1)太陽光発電
太陽光発電として現在使われている電池は、多結晶シリコンや単結晶シリコンなど、変換効率が良い一方、コストがかかるものが多いです。そのため、一般家庭では敬遠しがちでしょう。最近では薄幕シリコンなど価格の安い物も出ていますので、こちらも検討してみましょう。太陽光発電は、南面を中心に設置するのがポイントです。
(2)コージェネレーションシステム
熱需要が大きい工場や病院を建設する場合には、コージェネレーションシステムの導入を考えても良いでしょう。一般家庭用も販売されていますが、初期投資が高いためあまり需要がないかもしれません。コージェネレーションシステムは発電をしつつ、その排熱を給湯や暖房に用いるため、創設したエネルギーを足すだけでは計算できません。通常とは計算方法が異なる点に注意が必要です。

等級をあげるためにおすすめの設備としては、主に上記が挙げられます。今後は、省エネ基準の厳格化が起こり、これまで以上に省エネを重視した建築が求められるようになってきます。共同住宅をはじめ物流施設、ホテル、公共施設、オフィスビルなど各種建物の設計をする際はご注意ください。

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